夏の島。

備忘録的な雑記と記録。

2024年のご挨拶と今後の目標

 2024年、明けましておめでとうございます。

昨年は色々な所で多くの人にお世話になりました。本当にありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

 と、挨拶したのはいいけど、年明けていきなり能登半島で大地震が発生し、成田空港では飛行機の炎上事故が起きたりと、センセーショナルな出来事が多発している。これほどに(感情が)落ち着かない正月は初めてだったし、新年早々だか、既に精神的疲労をかなり感じている。 

 今回の年末年始も、実家に帰省していた。ただし今回は、兄貴夫婦は出産のため帰省せず、田舎特有の『親戚の集まり』も叔父が亡くなったことで無くなり、ごく一部の親戚としか会わなかった。結局、年明けは両親と3人だけで博多久松のおせち一人前を突く、静かな年末年始だった。ただ幸か不幸か、そうした正月特有の騒がしさを感じなかったおかげで、自分自身を色々と振り返るには充分な時間になった。

 ということで、前振りが長くなったが、今回の記事では、昨年の振り返りとそれを踏まえた今年の目標(?)を記したいと思う。

 

 まず、昨年の振り返りについて。

 昨年の大きな出来事は、転職したことだった。新しい環境に身を据えたことで、良くも悪くも自分が変わってゆく感覚がした1年だった。ただ、「良い事、悪い事どっちが多かった?」という視点で聞かれると、悪い事の方が目立った1年だったと思う。

 特に感じた『悪い事』は、「社会不適者な私」と「モチベを維持できない現状」を認識したこと。

 転職して4ヶ月程度が経った頃。そのころから何かとミスしては上司から怒られる回数が増えた。勿論、「新採だから」とか「1年目だから」と、怒った後に上司や周りはフォローしてくれるのだが、それにしてもチョンボがあまりにも多いなと感じるようになった。

 そして8月末。X上で『新人にパワハラしていた先輩を通報した結果』という増田のエントリ―が流れてきた。これを読んだ時、心底ゾッとした。自分がこの記事に出てくる新人Bじゃないか、所謂、モンスター社員になっていないかという不安がよぎった。なぜよぎったかというと、度々上司から「嘘をつくな」とも言われるようになってたから。

  私は常に誠実であろうと心構えている。これについては冗談を言う気は全く無く、「嘘をついてロクなことは無い」との思いから曲げないようにしている部分である。だが、上司から言われる度に、自信は揺らぎ、自分という人間が正しく認識できなくなりつつあった。と同時に、自身の「異常性」を認知したのである。

 それに付け加え、先述のミスの多さや、かなり注目される仕事柄ゆえに、周りからのプレッシャーも相まって、9月の頭は転職してから1番精神的に参っていた。

 その後、色々と調べていくうちに自分は「ADHDじゃないか?」という疑惑が浮上した(結論から書くとそうではなかったが)。現在は、紆余曲折を経てそれなりに小康状態を保てているけど、それでも今の仕事に対してある種の恐怖心のようなものは抱えている。

 それに、仕事に対してのモチベを維持できていないなとも感じた。私の仕事は、学生時代から専門としてきたことの延長線上にある。そのため、他人からみれば「やってきたことを仕事に出来て羨ましい」とよく言われる。だが、そもそもこの転職も、中身の無い妥協を重ねた結果得た物であり、実態としては何も楽しくないし、正直やりがいも何も感じてない。プレッシャーは酷いし、これに今の若いうちの時間を消費しているのはどうなのか、とも感じることがあった。

 

 というのが、今年のざっとした振り返りだ。

 

 2024年の目標は「そうした状況から脱するための準備の年」にしようと考えている。今の仕事については転職してまだ1年未満だし、この仕事だからこそ得られることも多いので、あと最低2年は勤めようと思う(そこでやめるか否かの選択を取るのかのも含めて)。そして、その後の選択肢を増やすために、今からリスキリングを中心として新しいことを始めたいと考えている。

 ひとつ、具体的には「英語の習得」を考えている。以前から英語の重要性を認知していたし、趣味や実生活の場で話す機会を得るけど、話せる/話せないの差を痛感したし、やはり話せた方がいいかなと思っていた。そこで、今年はまずは「TOIEC 500点」と「英会話講座受ける」を目標に勉強をしていこうと思う。

 

追記

 昨年12月、知り合い(以下、氏)が『「小さな田舎」 - vbnm1005の日記』という記事を書かれた。「自分には書けねぇな…」と思えるほど機知に富んだ、非常に切れ味のある文章で綴られている。ぜひとも読んでいただきたいと思い、氏に許可を得てリンクを貼らせていただいた。

 

 私も仕事で苦しい思いをしている時期に読ませていただいたが、仕事に対する悩みとか置かれている状況が自分とどこか似ていると感じた。

自分ひとりの力で、自分自身の異常性を扱いきれる自信がなくて、なんだかんだでレールから逸脱したことはない。経歴にふさわしい能力だけを上手に見せてごまかしつつ、できないことを死に物狂いで頑張るしかないのか。

「小さな田舎」 - vbnm1005の日記

 

 特にこの一節は自分にも当てはまるな、と強く感じた。氏と同様に、私も大学院を出た身故、それなりの経歴を身に着けてしまった。そこに仕事を通して「簡単な業務のひとつすらもこなせない」凹の部分や自身の「異常性」を認知したことで、今でも自己嫌悪と周りの目に苦しんでいる。

 

 ただ、いつまでも悩んでいても仕方ないと私は思う。

 生きている限り、時間は歩みを止めず、前に進み続ける。だから、どこかのタイミングでは選択を迫られる時が来ると思っている。自分にとって今年がそうした選択肢を間違わないための1年にできたらと思う。