夏の島。

備忘録的な雑記と記録。

DMM1期募集馬全頭への簡単な短評

 先日、DMM募集馬で1期募集馬の厩舎と価格、測尺などが公開されましたね。まぁ、それよりも募集方式が今までの先着方式から抽選方式になったのが賛否(まぁ否の方が多いですが…)あるようで…。とはいえ、今年の募集がいよいよ始まるので、1期募集馬の短評を記録として残しておこうかと思います。

 

1.ブラーリーメモリーの25  1億5000万/3000口    牡  
 父:Flightline 母:ブラーリーメモリー 母父:Justify 

生産:千代田牧場 厩舎:矢作芳人 外厩:チャンピョンヒルズ

歩様・馬体:固い?ただ後肢ブレ少なく、伸び〇

短評:デカい。マジでデカい。日齢換算で標準値と比較したときにこの数字はちょっと凄い。初仔の成績理論的には未知数だが、測尺と歩様は好印象。ダートの上級馬欲しいなら全然候補。ただ気軽にだせる募集価格じゃないのがね…。筋肉まとった厚みのある好馬体◎。マジメにサウジドバイ目指したければオススメ。普通に行きたい。高いけど出すだけの理由と価値は間違いなくあると思う。

 

2.シャンパンポップの25 7800万/3000口 牝
父:ロードカナロア 母:シャンパンポップ 母父:Broken Vow
生産:ノーザンファーム    厩舎:武幸四郎    外厩:NFしがらき
馬体・歩様:前肢の肢付怖い△歩様固い?、後肢少し固め
短評:デカァァァァァイ!!!牝馬でこの馬格はおかしいやろ!!…やっぱり、(シルクで募集されていた)姉もデカかったけど、この兄弟総じてデカく出るんすね。ただ、シャンパンポップがそうだったように脚元の怖さはあり、ローカナに変わってスピードが補強されている分、姉より走りそうなイメージだが、牝馬としてはデカすぎて、故障のリスクとデカすぎるが故の緩さをどこまで許容できるか次第だと思う。少なくとも故障のリスクは付きまとうと思う。


3.スウィーティーガールの25 5000万/2000口    牝
父:コントレイル 母:スウィーティーガール 母父:Star Dabbler
生産:下河辺牧場 厩舎:杉山晴紀    外厩:チャンピョンヒルズ 
馬体・歩様:まだまだ力感に欠けてる印象。ただ柔らかさは感じる
短評:数字だけの初見だと「え?小さい??」と思ったが、標準の測尺と比較してもいうてそこまで小さくないかなという印象。ただ細い。体高が158cmもあって脚長さんなのは◎。それなりのところまでは成長するのではないかな。牝馬は「父馬からスピードと筋力を、母馬からフレームと心臓を」というオカルト持論があるため、コントレイル牝馬という配合をどこまで信じるかは難しいところ。初仔の成績理論では走ると思うが…。

4.ファディラーの25    4800万/2000口    牡
父:ドレフォン    母:ファディラー    母父:Monsun
生産:ノーザンファーム    厩舎:木村哲也    外厩:NF天栄
馬体・歩様:ゆるさっぽいものはあるものの、特段気になるものはナシ
短評:厩舎と価格を考えたらかなり良い馬だと思う。サイズ感は標準以上はあり、小柄でダメ~~ってことはなさそう。体高と馬体の筋肉の質感から距離は持って2000mまでのイメージ。非サンデーを内包しない血統なのでどこまで伸びるかは未知数。ただ本当に価格と厩舎を考えたら全然出資していい1頭。

5.シンハリングの25    4600万/2000口    牝
父:イクイノックス    母:シンハリング   母父:ダイワメジャー
生産:辻牧場    厩舎:大竹正博    外厩:チャンピョンヒルズ
馬体・歩様:緩いが柔らかい歩様。後肢はまだぶれてる。ただ集中力にかけてるか?
短評:イクイノックスの牝馬なのでまだまだ成長はこれからだなという印象。ただ、菅囲は現状で太目なので成長してきたらそれなりのサイズ感にはなりそう。脚長で見栄えはする。あとは成長力が現役中に間に合うかが肝要になりそうで、成長しきれば上級クラスにはいきそうなイメージ。あと大竹厩舎なのにチャンピョンヒルズ使うのはなにか意図を感じる。「イクイノックス産駒が欲しいんだ!」というのではれば全然出資してもいい1頭。穴っぽい感じがする。

6.ジャンナスキッキの25    4500万/1000口    牡
父:シニスターミニスター    母:ジャンナスキッキ   母父: War Front    
生産:辻牧場    厩舎:藤原英昭    外厩:吉澤ST WEST
馬体・歩様:歩様は固く、チョコチョコとした感じ(コンクリの上をあるかせているから?)、後肢のブレほぼナシ
短評:これはすごい。見た瞬間、バチっと未来のイメージが頭の中を駆け巡ったよね(未来視)。測尺・厩舎・血統、初仔の成績理論…なにをとっても素晴らしい馬。ダート馬なのは間違いないが、上級クラスにいけるイメージがあるし、テーオーケインズの様にサウジCに行ってほしい!それが可能だし出来るだけの下地がある馬だと思う。1期募集で「い~~~や、俺はァ、ダート馬が欲しいンよね!」って言うならこの馬です。ブラーリーメモリーとは甲乙つけがたいが、逆にそれくらい接近した評価を与えていいと思う。

7.ダブルアンコールの25    4200万/2000口    牝    
父:サートゥルナーリア    母:ダブルアンコール    母父:ディープインパクト    
生産:ノーザンファーム    厩舎:池江泰寿   外厩: NFしがらき
馬体・歩様:脚付が怖い…?柔らかはあるが体幹がまだしっかりしてなさそう
短評:測尺は標準程度の数字があるのは◎。サートゥル牝馬って上級馬も小さ目の馬が多いので、やっぱり全体的に小さく出がちなのかなと感じているが、如何せん、(個人的には)某馬で良くないイメージがついてしまったのは考えてしまうところ。管囲のサイズ的には大きくなるとは思うが、デビュー時に460kg程度まで成長できるかがこの馬が勝ち上がる上での鍵になると思う。


8.エターナルハートの25    3500万/2000口    牡    
父:エピファネイア    母:エターナルハート    母父:キングカメハメハ    
生産:辻牧場    厩舎:友道康夫    外厩:チャンピョンヒルズ
馬体・歩様:ノソノソっとしたゆったりとした動き。目つきもキツそうで気性が悪そう~
短評:デアリングタクトと母が違うだけで4/4同血配合。ただエピカメって牝馬のほうが上級馬が多く、牡馬の本馬はどうか…?初仔らしく標準サイズからは小さめ。ただ管囲はあるので、馬体重はある程度の数字までは大きくなりそうな予感はする。ただ体高が低く、第一印象は1600~2000mのイメージを持った。基礎スピードがどこまで伝わっているか。

9.ファイナルドリームの25    3400万/2000口    牡    
父:コントレイル    母:ファイナルドリーム    母父:Frankel    
生産:辻牧場    厩舎:手塚貴久    外厩:吉澤ST EAST
馬体・歩様:基礎的なスピードはありそう。後肢のブレは少なめの感覚。ちょい弓脚っぽい?後ろは軽度のX脚か    
短評:ファイナルドリームの仔ももう5番仔かという感覚。初仔・トラウムライゼが募集時にかなりの馬格があったので、コントレイルにかわった本馬は、標準的なサイズ感で成長してるのは◎。ただ、4月生まれのコントレイル産駒ということで、成長が3歳春までどこまでできるかがポイントかなと感じる。長い目で見るべき馬。コントレイル産駒の牡馬でこの金額なら全然選択の余地はあると思う。ただ、この一族体質が弱いのでその部分はしっかりと加味しないといけないと思う。

10.アイワナビリーヴの25    1600万/2000口    牝    
父:ゴールドシップ   母:アイワナビリーヴ    母父:ジャスタウェイ  
生産: パカパカファーム    厩舎:寺島良    外厩:チャンピョンヒルズ
馬体・歩様:歩様すこし固め?まだ幼い。まだまだ力感に欠ける印象。気持ち前かぶり?  
短評: 初仔の全姉と比べて測尺の数字は良く出てるし、標準サイズはあっていい印象。シェリーシュシュも新馬の東京1800mのレースで上がり3F33.4使い、牝馬で最先着してるし、この繁殖から複数勝利をする馬はいずれでてくると思う。まだ生まれが遅いので、こっからグンと成長できれば、勝ち上がりは可能ではないかと思う。厩舎は牝馬クラシック制覇して波に乗ってる寺島先生のところはかなり面白い。少額で楽しむならこの馬はオススメです。

 1期の募集馬で、(自分の中で)いいなと思った馬は、ジャンナスキッキの25、ブラーリーメモリーの25あたりですね。自分の今年の大本命は2期で出てくるであろうジョイカネラの25だったので、詳細が出る前まではほかの馬にそこまで食指が伸びなかったのですが、少なくともこの2頭に関しては、詳細を見たときにバチッと良いイメージが想像できました。
 最近はダートもいいのかなと思っていまして、その理由はいくつかあるのですが、某馬に出資している知り合いが「サウジCで5着だった時の賞金が、皐月賞の時と同じくらいの金額があったのが良かった」と言っていたのがかなり印象に残っていて「あ~ダートも確かに良いよな…」と思ったことがあります。海外遠征を積極的にやってくれる矢作厩舎のところならブラーリーメモリーの25はまさにホームランバッターになれますし、ジャンナスキッキの25もそれをかなえてくれるだけのスケール感があると感じます。
 もちろんそれ以外の馬にも面白さを感じる馬はいます。ぜひ、自分が「これ良いな」と思える馬に行ってみてください。これから抽選募集がスタートするかと思いますが、自分はジャンナスキッキの25には少なくとも入れようかと思います。

今年の募集が始まりますねぇ。―シルク募集馬予定馬の短評―

 先日、シルクで2026年度募集馬のリストが発表されて、DMMにて募集馬のスケジュールが出ましたね~。シルクのラインナップを眺めていると、「今年もいい馬が揃ったな~」と感じます。まだリストが出ただけの段階なので、どこまで言及するかは難しいところですが、気になった馬について数頭だけメモ書きを残しておきます。

 

①サロミナの25 父:イクイノックス 1/17生 牡馬

 予想募集総額:1億5千万 一口:30万

 シルクが誇る神繁殖牝馬・サロミナ×イクイノックスの牡馬ですね。間違いなく今年募集で目玉の1頭でしょう。兄弟には言わずと知れたサラキア、サリオス等がおり、久々の牡馬とあって期待値は高いと思います。初仔・サロニカも初仔の牝馬でありながら2勝(OP勝ち)しており、初仔の成績理論に照らしてもこの兄弟からホームランが出るのは必然だったのかもしれません。

 イクイノックス産駒であることと母馬の繁殖成績から鑑みて、1億5千万円(一口:30万円)の値付けで出されても驚きはしません。むしろ昨年のセレクトセールでのイクイノックス産駒の平均落札額を考えたら安すぎるぐらいに感じます。正直2億でも良いぐらい。ただし、引っかかるところがあるとすれば、11番仔とかなり母馬が高齢域差し掛かった段階での仔である点で、ここは割引が必要かなと思います。高齢域かつ2桁番仔なので(総合的に考えていく必要がありますが)、募集価格以上のものを見込めるかどうかについて自分は懐疑的です。母馬の知名度や繁殖成績と、なによりイクイノックスの初年度産駒という付加価値の側面の方が、本馬そのものに対しての評価よりも大きくなりそうな予感がしており(勿論、カタログも何も出ていないので、募集時における評価の妥当性はこれから定まるところですが)、本当に走ってくる馬かどうかは冷静に考える必要があるかと感じます。

 

②ディアンドルの25 父:キタサンブラック  4/16 牡馬

 予想募集価格総額:1億2千万 一口:24万円

 募集リストが出たとき、真っ先に「抽優候補1位はディアンドルの25です」と言い切ったぐらには推してる1頭ですね。まぁ、皆さん考えることが一緒なのか、X上で行われたアンケートでも1位だったらしいですが(´・ω・`)
 母は2歳~3歳時は短距離で活躍し、GⅢ昇格前の葵Sを勝ったほか、4歳後半からは距離を延長し始め、1800mの福島牝馬Sを勝利、ヴィクトリアマイルでは4着と非常に優秀な成績を残しています。初仔タッセルノットは東京の未勝利で勝ち上がり、1勝クラスでも3着と伸びしろを感じさせる内容で走っており、このディアンドルっ仔から大物が出そうな予感はしています。大物が出やすいといわれている3番仔でかつ青鹿毛。根拠があるわけではないですが、母系の良さを引き出していそうで、走らない要素を探す方が難しいレベルの馬の様に感じます。なので、募集金額もそれ相応になると思っていますが、それにふさわしい馬かと。募集時440㎏程度あったら最高です。

③エクセレンスⅡの25 父:キタンサンブラック 4/18 牡馬
 予想募集価格総額:8000万 一口:16万
 初仔のエクセランフィーユ(父:Frankel)は芝1600~1800mで3勝。非常に小柄な牝馬でありながら、新潟で行われた1Cクラス特別戦では上がり3F33.0で駆け上がっており、非凡な才能を見せていました。また、半兄・レクセランス(父・ディープインパクト)は新馬からすみれSまで3連勝を飾り、クラシック皆勤を達成するなど、牝系の活力には注目すべき点が多くあります。

 本馬は9番仔と少し代を重ねてからの仔という点は少し気になりますが、血統構成も良く(母父Danzig系との相性◎)、ディアンドルの25がかなりの人気を集める感じになるのであれば、対抗候補としても申し分ないバックボーンはあると思います。カタログでも要注目の1頭です。

④チャーチクワイアの25 父:シスキン 3/31 牡馬

 予想募集価格総額:7000万 一口:14万

 初仔・ チャーチスクエアは園田で2勝。中央在籍時も新馬で2着のほか、未勝利戦時には33.9の脚を見せる(3着)など、勝ち上がりはできませんでしたが、素質の鱗片は見せていました。本馬は7番仔で、半兄には日経賞を勝ったマイユニバース(父:レイデオロ)がいます。母系は名牝ハピートレイルズ系に属し、叔母にミュージアムヒルがいるため、ミュージアムマイル・ミュージアムヒル兄妹が従妹にあたります。父・シスキン産駒の牡馬は母父に同じサンデーサイレンス系のライヒスアドラー(母父ハーツクライ)が出てきており、ニックス的な部分が良い方向にでる可能性はあります。

 父・シスキンですので、明確に距離が持つかは測りかねるところはありますが、欧州マイル系のヨロシクの早い仕上がりで2歳戦のうちから活躍が見込めそうです。東京2400mのイメージは付きにくいですが、3歳春までは距離をこなしてくれるでしょうし、牝系の活力、初仔の成績などを鑑みたら抽優候補の2番手として評価してもいいレベルの素材を持っていると思います。

 

⑤ローズウィスパーの25 父:モーリス

 予想募集価格総額:5000万 一口:10万

 初仔・アロマデローサは新馬戦とききょうS(OP)を連勝し、重賞にコマを進めたほか、阪神JFでは4着に入るなど素晴らしい成績を残しています。母馬の名前からもわかる通り、バラ一族の出で、母は芝2000mなどで3勝。母父がワークフォースのため、距離は持つ可能性がありますが、2000mが限界なのかなとは血統の字面からは感じるところです。しかし、馬の素材としては先述のチャーチクワイアの25と同様、かなりものを持ち合わせていると思っており、現状穴候補ではありますが、重賞に手が届いても何らおかしくはなく、化ける可能性を秘めた1頭だと思います。

 

 とりあえず、気になる馬は今のところこのあたりの馬ですかね。

 あとは候補として気になっているいるのが、

・アルルの25(父コントレイル) ・ジャポニカーラの25(父エピファネイア)

・スカイグルーヴの25(父ドレフォン) ・アルビアーノの25(父コントレイル)

 あたりです。今年は牝馬に食指が伸びきっていないため、牝馬はまだちゃんと見ていませんがあたりはいると思います。カタログが発表されてから改めて、整理していくことになるかとは思いますが、まずは今回挙げた仔たちを中心に検討を進めていきたいと思います。

白線

※今回の話はかなり重たいです。苦手な方はブラウザバックをお願いします。





 

 

 

 

 

『(親戚)くんの(嫁)さん……亡くなったのよ』

『自殺だって。鬱で』

 

 昨晩、見知ってる人間が自殺で亡くなった連絡を母から受けました。初めてのことで軽く混乱しており、一夜明けた今日も心にどこか靄がかかった様に、考え込みながらで仕事に向かっていました。

 母親の話だと、四十九日の法事があるので、その折に知らせたとの事。つまり1月の中旬には自ら命を絶った――ということです。話を聞いた時、驚きのあまり言葉が出なくて、何も言えなくて、ただただ、その報告を聞きました。その際、勇気を絞って(聞くのも憚れるかなと思いながら)「…首…?」とボヤしたように聞き返したら、

 

『飛び込み』

との一言。信じられませんでした。よりよって、飛び込み…?え…?

 

電話を切ったあと、事故の記事を探していたら、ちょうど亡くなったと推定される日時に、親戚夫婦が住んでいた町にある、あとある踏切で人身事故あり、女性が亡くなったとの記事がありました。
「これに違いない――」そう思いました。記事によれば、踏切上に女性が居り、運転士が気が付いたときには時既に遅し、だったそうです。

 

 正直、残された親戚や嫁さんご家族の想いのことを思うと、おおよそ自分では想像も理解もできない、筆舌に尽くし難い程の絶望があったと思います。かける言葉がありませんし、月並みの言葉では反って心を抉ってしまう―と思えるほど。
母は自死へ至った経緯を話しながら「こればかりはもう仕方なかったのよ」と、歯切れの悪さを見せつつも、何とか割り切っており、その言葉に「強いな」と思いました。

 

 親戚の嫁さんという、血すら別っていない全くの赤の他人とはいえ、年に2回~3回は顔を合わせて話をしていた人が、なんだったら今年の正月に顔を合わせた人間が、自らの手で命を絶ったという事。しかも、電車に轢かれるという、1番表現し難い手法を取ったというその事実に、雲を掴む様などうしよもない虚しさがして、ずぅっと考えてました。

 

 そして改めて思ったことは、「人は簡単に死ぬんだな」ということですね。

 折しも今日は3月11日。あの日から15年という節目の月日を迎えるなかで、震災の特集動画を見ており、ちょうど「死」へ意識が向いてところでした。そしてそのタイミングでの報告だったので、『memento mori』が意味するものを強く、強く、噛みしめています。

 人間の生と死を別つものは、ただ本当に一本の白線の様なものであり、そこに高い山や深い谷が存在する訳で無くて。ちょっとしたきっかけで、人は白線を超えて彼方の側に行ってしまうのだなと痛感してます。

 

 彼女が踏切の上に立ち、電車に撥ねられるという選択に至ったまでの意思決定の意図は自分には分からないですし、電車と触れるその刹那に何を思ったのかも理解できません。「人は死ぬ。しかし死は敗北ではない」とヘミングェイが言ったように、鬱を患っていた彼女にとって、苦しみから解放される「勝利」を求めたのかもしれません。

 

 

 

 正直、気持ちはまだ落ち着いていません。ただ今思うことは、どうしても何かモノとして残さないといけないという想いがあったので、このような形で気持ちの整理をつける意味も併せて今回書かせていただきました。

その眠りが、どうか、安らかなものであることを願って

 

『超かぐや姫!』良かったです。

※今回の話には、『超かぐや姫!』のネタバレが含まれますので、未視聴の方はブラバして下さい。

 

今日は競馬の話じゃないです。何卒。

 

 タイトルの通りですが、先日、Netfilxで配信中の映画『超かぐや姫!』を観ました。仲のいい人々が皆口を揃えて「見ろ、見ろ」と布教してくるもんですから、気になって・・・いうのが事の経緯です。それにXのTLを観察しても、おおむね好評で、「世間がそう言うなら・・・、まぁ、映画1回分か」という気持ちでネトフリと再契約しました(1,540円)。

 

頭を空っぽにして、観ろ。

 

 この映画を2周した上での個人的感想は、ふたつあります。一つ目は『酒寄彩葉とかぐやの百合で満たされる令和的エンタメ作品』という事です。つまり、「何も感じるな、ただ楽しめ」なんですよね。

 まず、1回目の視聴後には「この作品の受け取り方は、見方によって様々だなぁ」と感じました。Vtuber、配信者数バトル(ヤチヨカップ)、LoL的MOBAゲー(KASSEN)、VRchat的メタバース要素(ツクヨミ)・・・ある意味で、このところ都に流行るもの宜しくな部分が画面構成やストーリーの多くを占めており、非常に令和のエンタメを凝縮した映画とも言えます。ハッキリ言って、良くも悪くも「Z世代向けに作った作品である」という事は間違いないです。

 

www.youtube.com

 

 良い意味ではZ世代に刺さる要素を余すところなく、画面要素やストーリー、セリフ回しに入れてるんですよね。例えば序盤に出てくる「もと七色に光るゲーミング電柱なん一筋ありける」というセリフがありますが、これ、ゲーミング〇〇の意味を理解してる人としてない人ではウケ方が異なるし、そもそも、ここも原典の『竹取物語』に従えば「もと光る竹なむ一筋・・・」と、ただ単に光らせればいいのにわざわざ七色に光らせて、「ゲーミング電柱・・・」という言い回しをしている時点で、確信してやってるとしか思えないんですよ。まぁそれよりもっと根底の部分からそうなんですが・・・。

 Z世代はインターネット・ネイティヴであり、ネットと実生活が強く結びつき、不可分的に存在する世代。2030年が舞台の『超かぐや姫!』では当たり前の様にインターネットを軸にナラティヴ(物語)が進行しており、ストーリーの格子に「ネット」があるなと感じました。

 自分も一般的に定義されているZ世代(1997-2012年生まれの人)にギリギリ掛かっているので分かるのですが、これが本当に刺さるもので、終盤にヤチヨが「人々は見えないもの形にし、多くの人と繋がる力を手に入れた」と語りながら、画面では突如として流れる個人サイト、2チャンネルの回想シーンで心がぐちゃぐちゃになりましたし、あらためて、そこで深い部分で「ネット」があるなと感じました。

 

 逆に「Z世代向け」だからこそ、映像と物語が持つメッセージ性とテーマ性があまり前に出ていなくて、そういった部分がちょっと薄いなと思ったところもあります。暗喩、比喩が少なく、純粋に映像と物語、音楽で勝負していると感じましたね。ま~、だからこそ映像や物語からメッセージ性やテーマ性を抽出して、見出そうとする層には刺さらないでしょうし、そういった部分を意識しながら観てしまうと、引っ掛かりそうな箇所がいくつもあるな、と思いました。

 例えば、登場人物が全員ハイスペなところとこかそうですし、基本的には彩葉のぐう有能ムーブによって大方の問題が解決していってしまうところ。こういったところでつい引っ掛かってしまうと、冷笑的に構えてしまいそうになり、某増田の批判記事の如くの内容が出てきても「まぁ、理解はできないことはないかな」と思います。(ちなみにあの記事については、作品の批評かと思ったら、「最後にはお前には人生が無い」と、いきなり作品評とは関係のない他者をなじるという、ただ冷笑してルサンチマン的に構えただけの正直に言ってゴミ記事なんで読むに値しないですが。ホンマ冷笑はカス

 

 自分は伊藤計劃や幾原邦彦を神と崇め、「さよ朝」を今生で1番の映画と定めているタイプなので、割とどちらかといえば、メッセージ性やテーマ性を出してくる作品が好きで、深読みしつつ、解釈しながら物語を楽しみながら観るのですが、確かに1週目したときは「ん~~~~、とても良いんだけど、なんかなぁ、ちょっと薄い・・・?」と感じる部分が多かったです。なので2周目はコンテキストの確認もしつつ観てたのですが、途中で「あっ!これ、頭を空っぽにしてみる奴だ!」という事に気付いて、そっから極力、映像や物語からなにかを紐解こうという思考はせずに目の前の映像と出来事に意識を向けて観たら、1周目の時より視聴後の読後感的なものはかなり感じましたね。誰かにこの良さを伝えたいって感覚が強かったです。

 今思えば、この「頭を空っぽにしてみる」というところもまた、非常にZ世代的だなと思いました。ストーリーやメッセージ性を希釈することで比喩的表現を減らし、物語を変に複雑化せずに、彩葉とかぐや(+ヤチヨ)の物語に原典の『竹取物語』が持つ明快さあふれる起承転結を据えることで、あえて思考する時間を減らし、目の前の映像とストーリーに没入しよう(あるいは、させよう)としているのではないかな、と自分は考えましたね。

 

 次にに思うのは「ボカロネイティヴ世代の顎を破壊する映画だ」という事です。顎が外れるどころの騒ぎじゃないから、あえて「破壊する」って表現使ってるぐらいに。

 ご承知の方も多いかと思いますが、この映画は作中でもボカロ曲を起用してしているんですよね。自分も90年代後半生まれの典型的なボカロネイティヴ世代なのですが、まさにそのど真ん中を突いてくる選曲しているのが特徴で、20年代前後に出てきた比較的新しいボカロ曲じゃなくて、00年代後半~10年代前半のライナップしてるんですよ。「ワールドイズマイン」とか2008年だし、「ハッピーシンセサイザ」も2014年。多感な中学~高校時代を彩ったボカロ曲を選曲していて、な~~~んも予備知識を入れずに見ていたもんですから、急に「ハッピーシンセサイザ」が流れてきた瞬間、「ゑ???」って声が出ました。

 でもこれが本当に映画の仕掛け方として上手だと思いました。設定としては令和のエンタメを凝縮しつつ、彩葉とかぐやのガール・ミーツ・ガールという百合的風味を入れている映画なので、少なくともウケないことはないはずなのです。ただ、それだけだと非常にありきたりで、どこか薄味な感じも否めない作品になっていたかもしれません(実際、自分も最初数分は「女子高生と仮想空間と推しのアイドル・・・う~ん、なーんか設定があるあるでちょっと薄めに感じちゃうな・・・」と思いました)。そこにボカロ曲をリメイクする要素を取り入れることで厚みが一気に出てきて、「アラサーのボカロネイティヴ世代」に刺さるように仕向けているのは、上手いなと感じる訳です。

 同時に令和的な再構築(リミックス)を通して、単なる懐古的趣向にならないように新鮮さと新解釈が提示されているのもかなり面白なぁと思います。

 

〇令和時代のネットカルチャー論を語るうえで重要な作品である

 次にこの作品について、自分は横で比較する必要はないのかな、と思っています。『竜とそばかす姫』とか『SAO』が比較対象に上がることがよくありますが、あくまで作品が頭を空っぽにしてみるエンタテイメント作品として完結している以上、比較することはナンセンスと感じたからです。

 むしろ作品の位置づけとして、今後のネットカルチャー論を語る上では非常に重要なものになったと感じています。何故か?それは、(繰り返し書きますが)令和的エンタメを凝縮している作品おり、令和のインターネットカルチャーを色濃く表現しているからです。

 80年代後半~90年代にかけての平成初期のインターネットカルチャーは、限られた人の間で生まれた非常に限定的である種のアングラカルチャーでした。00年代~10年代にかけて、個人ブログの発展や2ch、youtube、ニコニコ、Twitterなど、各種SNSサービスが生まれて徐々に社会インフラへ成長し、実社会の基盤として大衆化していきました。そして、令和時代の今、もはやインターネットは実生活と不分離の存在であり、ネットから実生活を切り離して生きるのは困難な時代です。

 平成と令和におけるネットカルチャーの決定的な違いは、「個がコンテンツを作り出す力」だと自分は考えており、この『超かぐや姫』でも、そのことが良く表現されていると思いました。特にそうですが、今は個人がコンテンツを創り発信し、資産(≒稼ぐ力、あるいは価値)として持つ時代です。SNSが急成長したことで、誰もが手軽に何かを創る(あるいは表現する)こと、そしてそれを資産として『価値』に変えることが可能になりなりました。そう、「個の力」が平成時代よりさらに強くなった、ということです。令和に代わる10年代後半から、徐々にその流れは驚異的な速さで加速していき、今の時代は(良くも悪くも)ひとりひとりが傍観者ではなく、発信者になれるということです。

 作中でも、

・ツクヨミという仮想世界では一人一人がクリエイター

・ふじゅ~という仮想通貨の存在

・彩葉やかぐや、その周囲の人間の設定(兄が超人気プロゲーマー、友達が有名インフルエンサー) etc

  設定はほんの一部ですが、これだけも今現在のネットカルチャーの様相をよく表しているかと思います。誰でも手軽に発信者になれるということを色濃く表現しているのです。

 そういう意味で『サマーウォーズ』や『SAO』など(一部ではありますが)インタネーット上を舞台にした作品とは意味合いが異なっているわけです。『サマーウォーズ』では、OZという仮想世界で繰り広げられるラブマシーンとの「戦いの舞台装置」としての役割が大きいですし、『SAO』でも同様です。勿論、作品が主眼としている方向性が違う部分もあるし、先述した通り比較することはナンセンスなので、どうこうというのはないのですが、「インターネット世界とインターネットカルチャー」に対する捉え方が、平成と令和で大きく変わってきていることをひとつ示していると思いますし、今後のカルチャー論や、社会史の研究対象として令和時代が取り上げられる時が来たとき、きっとこの作品の名前が挙がってくるかと考えています。

 

〇だからこそ、思うのは

 まとめると、『超かぐや姫』という作品は、

・頭を空っぽにしてみる「Z世代向け令和的エンタメ作品」であること

・令和のエンタメを凝縮しており、今後のカルチャー論では必要な作品であること

 と、自分は思いました。そういう意味で面白いと思いましたし、評価に値する作品だと感じてます。だからこそ、世間一般の評判に対して(アンチというか)否定的なコメントや論評が出てくるのも少し頷けるところも理解はできます。「頭を空っぽにする」ということは、良くも悪くもテーマ性が薄くて中身の軽い印象になるのはそりゃそうですし、「個人で発信する、個人で稼ぐ」、そういった個の力が強い時代だから、個人のスペックや力量に強く左右されるので、持つ者と持たざる者との間にある精神的な境界線に強烈な違和感(あるいは、ある種の嫌悪感)を感じることもあるでしょう。

 彩葉の設定だけでも、本人は才色兼備で勉強運動なんでもござれ、ゲームの腕前は一流、曲だって書けるし、親は弁護士、兄は人気プロゲーマー、友達は有名インフルエンサーと盛りだくさん。それで作中では途中には有名人になるし、立川のタマワンへ引っ越しと、リアルでいたら実家太目、本人はハイスペ成功者、周りの人間環境も最高という、嫉妬すら覚える恵まれ方をしていますもん。「令和時代の持つ者(成功者)」という造形を余すことなく表現しているので、そりゃあ、設定がどうだこうだ~という批判記事が出てくるのもわからなくもないですし、立場や視点を変えれば、「面白くもない」という論評があるのも理解はできます。

 ただ、そういうのもひっくるめて令和的なんだなとも自分は思いますね。本当に繰り返し書きますが、令和のエンタメを凝縮しているんです。良くも悪くも。勿論、自分がただの百合好きキモオタ故、本作に対する評価が甘いことは承知しているのですが、それ以上に、インターネットカルチャー論的視点から見たより根本的な部分で面白いと感じましたし、評価に値する作品だと思っています。

 

 劇場版ももちろん見に行く予定です。

 

新年明けましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。昨年は色々な場所でお世話になりました。今年も変わらずにお付き合いいただけると幸いです。

 

 さて、2026年の競馬での目標と言いますか、昨年の振り返りも兼ねていこうかと思います。

 

 まずは、振り返りから。2025年に3世代目を迎えましたが、成績は以下の通り49戦9勝、総獲得賞金は2億794万円となりました。勝率としては1割8分4厘と、年間2桁勝利と勝率2割には乗りませんでしたが、まずまずの成績で着地しました。

 25年は一口3世代目ということで、2歳馬から4歳馬までが勢ぞろいし、出走回数、頭数共に大きく伸びた1年でした。残念ながら、重賞にはわずかに手が届きませんでしたが、各世代とも期待が持てる仔ばかりで、今年の飛躍に期待したいと思います。

 

 

 2025年 出資馬のトピックスは…

・キングスコールによる初重賞&初G1出走

・シンハナーダ古馬OP入り

・スウィッチインラヴの海外G1挑戦

新馬勝ちが4頭

 

 と、かなり濃密な1年になったかなと感じています。春はキングスコールのスプリングS挑戦から始まり、皐月賞出走、京都新聞杯出走がありました。1番印象に残っているレースやはり皐月賞で、出資馬がクラシックG1の舞台に立つということは、何にも代えがたい体験だったなと思いました。

 

画像

 

パドック周回を上の階から見ていたのですが、写真の景色を見たとき、すごく胸がすくというか、ジーンと感動したんですよね。キングスコールとは『1/2000の出資者』というほんのわずかな、細い繋がりでしかない関係ですが、何万人もの観衆の前に出資馬が立っているという事実に、「あぁ、俺この趣味をやっててよかったな」って本気で思いました。残念ながら、レースで結果は出ませんでしたが、本当に素晴らしい経験になりました。

 

夏から冬にかけては、現3歳世代のデビューとシンハナーダの快進撃が続きました。

今年のデビューの先陣はスウィッチインラヴが切り、その後OP戦で2着、アメリカ遠征をしてくれました。その後、エピッククイーンとヴァロアーク、スカイスプレンダーが新馬戦勝ちを決めました。いずれもさらなる飛躍を期待できる内容ばかりでしたので、頑張ってほしいと思います。

 そして、25年のエース格筆頭・シンハナーダが古馬OP入りしました。デビューが遅れて、明けた春は二の脚を踏んだため、秋までOPが遅れましたが、無事に上がってくれました。そして、OP入り後初戦の中日新聞杯では、(正直、自分は勝てると思ったのですが…)初挑戦で僅差の4着と、内容のあるところを見せてくれました。

画像

 

〇26年の目標

 さて、明けて26年は4年目になります。

 

画像

 地方にいるエクラドネージュを含めて、19頭体制で戦いを挑んでいくことになります。そして、今年は

・重賞勝利

・G1出走&勝利

・年間2桁勝利&勝率2割達成  を目標にしたいと考えています。

 特に古馬のエース・キングスコールとシンハナーダは間違いなくG1の舞台に手が届く逸材だと思っていますので、シンハナーダは秋の天皇賞、キングスコールは有馬記念にたどり着いて欲しいですね。

 現3歳は、どの子も期待の仔ばかりですが、特にスウィッチインラヴとスカイスプレンダーはクラシックを目指せると思っています。特にスカイスプレンダーはデビュー戦のパフォーマンスは素晴らしかったと思いましたし、あれを見て、「皐月賞には出れる」と確信しました。今週1勝C戦に出ますが、ここは通過点だと思いますので、ぜひ内容が伴う勝ち方を見せてほしいと思います。

 スウィッチインラヴは、野路菊Sで後に阪神JFで1番人気となるアランカールに屈し、2着になりましたが、上級戦でも通用する脚はあると思っていますので、ひとつひとつ、着実に積み上げてもらえれば。

 

 さて、次に今年の出資の話ですが、現状だと今年はあと出してシルクで1頭、DMMで2頭程度かなと考えています。減らす理由は単純に、現在が19頭体制で、出せて20頭前後が個人的に支え切れる範囲かなと感じていることと、ピンポイントに活躍馬が欲しいからです。

 そして、出資の方向性ですが、今年は「ダービー・JCを目指せる芝中長距離の牡馬」をテーマに考えています。以前から「ダービーとJCを勝てる馬が欲しい」という思いがあり、今年はピンポイントに狙えるカテゴリから選びたいと思っています。26年募集の新種牡馬といえば、やはりイクイノックス産駒ですかね。自分は間違いなく良い馬が出ると思っていますので、シルクで出資できたらなぁ…と。

 

また、今年1年も競馬を楽しめていけたらと思います。

 

 

 

 

個人的馬体の見方忘備録 ① —心臓×フーレム×スピード—

※この記事は素人が忘備録とアウトプット訓練のために書いた記事です。内容に間違いや否定的意見もあると思いますが、ご了承いただけると幸いです。

 

 自分は一口馬主として出資検討を行う際、馬体の部分は『心臓×フレーム×スピード』の観点で競走馬を見ています。

 よく競走馬は自動車に例えられますが、非常に良くできた比喩表現だなと思います。「走る」という根底の部分では、自動車も競走馬も同じですからね。違いがあるとしたら、生物かそうではないかだけで、共通している部分は非常に多いです。

 

 こうした記事を書こうと考えたのは、昨日行われたジャパンカップでのカランダガンの走りを見て改めてそう思ったからです。カランダガンはこの『心臓×フレーム×スピード』をまさに体現した馬とも言っていいぐらい、完成された競走馬だと感じました。

 当たり前な話ですが、時速100kmを10分間出し続けれる車と、時速80kmを5分間しか出せない自動車ではどっちが先に目的地に着くのが早いかと言われたら、(当然ですが)前者ですよね。あと極端な例え方だと、ウサイン・ボルトレベルのスピードを維持したまま、42.195kmのフルマラソンを走り切ればとんでもないタイムになることは明白です。

 これは競走馬にも言えることで、(これも極端な例え方ですが)スピード力がある馬がスピードを維持したまま先頭で逃げて、最終直線でも強烈なラップで加速して突き抜けて勝つのが1番強い勝ち方とも言えます。

 つまり「1秒でも速いスピードを出して、1mでも長くをそのスピードを出力できる馬が強い」ということです。これをまさに体現した馬が、イクイノックスとフライトライン、今回のカランダガンでした。

 特にイクイノックスのドバイシーマクラシックは、正しくその本質を最大限に感じるレースだったと思います。

 

www.youtube.com

 

 こうした考え方に基づくと、競走馬としての資質に何が必要か?と言われたら「1秒でも速いスピードを出せる」と「そのスピードを1mでも長く出し続ける心臓」、そして「それに耐えうるだけの骨格(フレーム)」の3つになるかなと感じたのです。

 

 怪物級の競走馬達はまさにその3拍子が高いレベルで揃っていました。勿論、どれか一つが多少足りていなくても、他の部分で秀でていれば、短距離、中距離、長距離のそれぞれのカテゴリで活躍が出来ます。しかし、総合力の観点で言えば、それぞれの素質の絶対値が高かければ高い馬ほど秀でていることは言うまでもありません。まぁ、そういった馬を生産することは、血統や配合理論の分野だと思います。(今回はあくまで、「馬体の見方に着目した時に」という話なので、血統な的な部分はあまり触れませんが)

 

ではそうした馬体は、どこに着目してみるのか。自分の場合は特に「スピードの場合は後脚」、「心臓は胸前の深さ」、「フレームは全体的な骨格と脚付き」でみています。 

 

 それぞれの項目で細かく述べていきたいのですが、これを書いてる今(12/1)、体調が悪過ぎて頭回ってないので、今回が概説的部分にとどめて、改めてそれぞれの記事を出させてもらおうと思います。

 

 

今年も皐月賞を目指せそう

 先日(11/23)の京都5R、芝1800mの新馬戦にシルクの出資馬・スカイスプレンダーが出走し、見事新馬勝ちを収めてくれました。シルクは出資2世代目で初の新馬勝ちとなり、23年度産駒ではこれでDMMのスウィッチインラヴ、エピッククイーンに続き3頭目と、かなり好調です。これでデビュー戦勝利(未勝利デビューを含む)は通算5頭目となりました_(:3」∠)_

 

youtu.be

 

今回は関西圏G1デーの新馬という事もあり、関テレの公式youtubeに動画が上がっていて、レースが見返しやすいのは良いですね~。

 レースにはサンデーRのゲフィオン、ユニオンのコンゴウフジ、ウインのウインカトリーヌをはじめ、個人馬主の期待馬もいるなど小頭数でしたが、メンツはそれなりに濃かったかなと感じてます。

 前半1:01.5とスローではありましたが、先手を主張し逃げてレースメイキング。3角から4角の入りでは、外スリラーナイトのマークを受け続けて、あわや沈むかというところでしたが、盛り返して後続に2馬身1/2差の圧勝。勝ちタイム1:47.8、逃げて上り最速の34.1、1F11.8 -11.1-11.2の脚は見事でした。まだ余力があるとのことでしたし、先手を主張してこの数字なら、非常に良い内容だったと感じています。

 

 いやぁ~自分の想像以上でしたね。調教のタイムを見てた時は「あ~かなり動けるタイプなんだなぁ」ぐらいの感覚でしたが、実戦でこれだけの内容をお出しされて、認識がガラッと変わりました。「これは2年連続の皐月賞出走狙えるぞ」と思いましたもん。キングスコールの時に近い感覚があります。

 スカイスプレンダーはシルクの追加募集枠ですが、確か要実績が362.8万で、応募総数は1700票以上とかなり人気してましたね。当然ですが、自分の実績では箸にも棒にも掛からなかった訳ですが、奇跡的に200口の抽選枠に引っ掛かり、14%の当選確率を抜いて取れたのは僥倖というほかありません。応援しているレイクヴィラFから大物候補が出てきて、一緒に夢を追いかけることが出来ることを嬉しく思うし、スカイスプレンダーそういった意味で特別な仔になる気がしています。

 次走は未定ですが、池江先生の方針的にも年内はお休みでしょう。恐らく想定は若駒Sきさらぎ賞、大穴で京成杯かな・・・?と思っています。いずれにせよ、またこの短期放牧でまた成長して、重賞で勝ち負けしてほしいぐらいなって欲しいですね。あとは同厩のエースフライトも是非クラシックを目指して来週のデビュー戦を勝って欲しい。

 

 さて最後に話題は変わりますが、今週はヴァロアークの新馬戦ですね。ヴァロアークについては、ラスト1口になったの見て出資したぐらい、結構ノリで出した感はありますが、母・ヴィンクーロは420kg台で競馬をして2勝し、複勝率100%を守り切ったという点において素質は相当だと思いますし、大怪我を乗り越えて、仔を送り出した生命力の強さは大いに評価すべきです。結果、ヴァロアーク自身も、初仔ながら馬体重は470kg台と良い成長を迎えてレースに望めそうで個人的にも楽しみにしています_(:3」∠)_